- FXができる時間と時間ごとの特徴
- トレードすべき時間帯とすべきでない時間帯
FXは平日24時間取引可能です。ここでは取引時間内の特徴等についてまとめていきます。
もくじ
FXができる時間と時間ごとの特徴
FXの取引時間
FXは平日の24時間いつでも取引が可能!
FX市場は月曜日の早朝に開き、土曜日の早朝に閉じます。
その間は、24時間常に市場が開いています。
つまり、平日なら24時間トレード可能ということになります。

世界各国の為替市場は、上図のとおり右から左へと次々とオープンしていきます。
最初にニュージーランドの為替市場が開き、ヨーロッパを経て、最後はアメリカの為替市場にというサイクルが月曜の朝から土曜の早朝まで繰り返されていきます。
それぞれの取引時間が重なりつつ、次へ引き継いでいくので24時間どこかの為替市場が「常に」開いているということになります。
そのため、トレーダーは24時間好きな時にトレードすることができます。
FX市場の取引所はどこにある?
FX市場には、中心となる取引所が存在しません。
日本株なら日本橋にある東京証券取引所で取引されていますが、FXの場合はそのような物理的な取引所はありません。
では、どこで取引されているのか。
インターバンク市場という銀行間の電子的なネットワークの集合体が取引所のかわりになります。
FXの市場は、世界中に広がる銀行間のネットワークなので、取引は土日を除き24時間いつでも行われているのです。(祝日でも土日でない限りトレード可能です)
夏時間と冬時間
<夏時間と冬時間>
欧米がサマータイムの時、夏時間となる。
夏時間以外の時を冬時間という。
<夏時間の計算式>
夏時間=冬時間-1
夏時間とは、欧米のサマータイム時に適用される取引時間のことを言います。
夏時間適用時以外の取引時間のことを冬時間と呼びます。(夏時間があるために冬時間という用語がある)
日本と違い欧米では、季節による日照時間の違いに合わせて明るい時間に活動するためにサマータイムを導入しています。
サマータイムが適用になると1時間時計を早めて、サマータイムが終わると1時間時計を戻します。サマータイムに合わせて、FXの取引時間も1時間早まることになります。
式に表すと以下のようになります。
<夏時間の計算式>
夏時間=冬時間-1
例をあげれば、冬時間で22時は、夏時間では21時になります。
サマータイムの導入期間は各国によって違い、FX業者がどこの国のサマータイムに合わせるかによって取引できる営業時間も変わります。
多くの場合、米国サマータイム(3月第2日曜日~11月第1日曜日)に合わせています。
7ヶ月にも及びますので、1年のうち半分以上は夏時間ということになります。
夏時間と冬時間で注意すべきことは、経済指標の発表時間が1時間変わることです。
夏時間、冬時間の切り替え時期は特に注意です。
重要指標の前に大量のポジションを抱えてしまっているみたいなことがないように注意したいところです。
3大セッション
<3大セッション>
取引量が増える3つの時間帯のこと。
東京時間・ロンドン時間・ニューヨーク時間を指す。
※時間=セッション
世界の金融の中心地を3ヶ所あげるなら、どこになるでしょう。
正解は、「ニューヨーク」、「ロンドン」、「東京」です。
FX市場においても、その3ヶ所が開いている時間帯は、取引量が厚くなります。
「取引量が増える=値動きが出る」と考えてもらってOKです。
3大市場が開いている時間をそれぞれ、東京時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間と呼んでいます。(時間=セッション)
これらの時間帯には、その国に関わる通貨が活発に取引されることが多くなります。
東京時間なら「円」、ロンドン時間なら「ユーロ」や「ポンド」、NY時間なら「ドル」です。
トレードすべき時間帯とすべきでない時間帯
トレードすべき時間帯
<トレードすべき時間帯>
3大セッション(時間)が重なる時間帯
具体的には、以下の時間帯
- 17:00~21:00(東京時間とロンドン時間が重なる時間帯)
- 22:00~翌2:00(ロンドン時間とニューヨーク時間が重なる時間帯)
※夏時間は-1時間する
トレードすべき時間帯というのは、取引が活発になる時間帯です。
取引が活発になる時間帯は、前述の3大セッションが重なる時間帯。
日本時間で17時~深夜2時にかけてです。(夏時間は-1時間)
取引量が増え、値動きが大きくなるため利益を狙えるチャンスが多くなります。
日本の夕方から夜中にかけて為替は動き出すため、サラリーマンでも利益を狙いやすいのがFXだと言えます。(株は取引時間が日中なのでサラリーマンには厳しい)
トレードすべきでない時間帯
<トレードすべきでない時間帯>
リスクが高すぎる時、リスクに見合うリターンが見込めない時
具体的には、以下の時
- どちらかに激しく動くことが事前にわかっている時
- 取引量が薄く値幅がでない時
リスクが高すぎる時、リスクに見合うリターンが見込めない時はトレードはすべきではありません。
具体的には、以下のような時です。
- どちらかに激しく動くことが事前にわかっている時
- 取引量が薄く値幅がでない時
アメリカの雇用統計やFOMCなど重要な経済指標が控えてる時は、様子見で値動きが乏しくなります。重要な選挙結果が出るような時も同様。
指標発表前は値動きが乏しく、リスクに見合うリターンが見込めません。
また、指標発表後には激しく動くため、指標発表前にポジションを持つのはリスクが高すぎると言えます。(逆行したら一発退場のおそれあり)
他には、欧米の祝日や金曜日の終盤(土曜日の早朝)などは、取引参加者少ないため、値動きが乏しくなります。
そのような時にトレードするのは、リスクに対するリターンが見込めないためオススメしません。
FXの取引時間と時間ごとの特徴のまとめ
・FXは平日24時間トレードができる。
・FXで値動きがでる時間帯は、日本時間の夕方から夜中にかけて。
FXは平日24時間トレードできます。
最も値動きがあって、チャンスが多いのが日本時間の夕方から夜中にかけてです。
FXで稼ぎたいなら、この時間に集中してトレードすることをオススメします。
また、サラリーマンでもなんとかなるがFXのいいところです。