過去、顧客のストップロス注文を狙った悪質なストップ狩りが国内FX業者で横行していました。
現在は、あまり話題にはなりませんが、全く行われていないということはないかと。(やり口がうまくなっていて目立たなくなっている可能性あり)
ここでは、
FX業者によるストップ狩りとその回避方法
についてまとめていきます。
FX業者によるストップ狩りとは

FX業者によるストップ狩りとは、国内FX業者が恣意的に自社の配信レートを動かし、顧客でのストップロス注文を約定させてしまうことを指します。
ストップ狩りのストップとはストップロス注文(逆指値注文)のことで、いわゆる損切りに使われる注文。
この顧客のストップロス注文をFX業者が恣意的に狩っていくからストップ狩りというわけです。
国内FX業者の中にはストップ狩りをやりすぎて、金融庁から名指しで自制を促された業者も過去にはありました。
現在は、露骨にストップ狩りを行う業者はなくなったと思いますが、依然としてストップ狩り自体は行われていると思っておいた方がよいと言えます。
FX業者によるストップ狩りが行われる理由

FX業者によるストップ狩りが行われる理由は、ストップ狩りをすることで業者が儲かるためです。
ストップ狩りを行う業者には、DD方式という約定方式をとっているという特徴があります。
DD方式のFX業者はいわゆるノミ業者と言われ、顧客の注文を市場に流さず自社で呑んでいます。
このようなノミ業者は、「顧客の損失=業者の利益」、「顧客の利益=業者の損失」という利益構造になっているため、顧客が損失を出せば出すほど業者の利益は増えるのです。
そして、業者からは顧客が出している注文はすべて丸見えですから、ストップ注文がたくさん入っているレート付近にきたら、レートを瞬間的に操作し強制的にストップロス注文を発動させてしまうのです。
それが過去あまりに露骨すぎたため、FX業者によるストップ狩りが問題になったということです。
過去にあった国内FX業者によるあからさまなストップ狩り

FX業者によるストップ狩りの回避方法

前述のとおり、このFX業者によるストップ狩りはDD方式という約定方式を採用しているFX業者で行われることがほとんどです。
そのため、このようなストップ狩りを避けたい場合には、NDD方式のFX業者を利用するというのが解決方法になります。
主要な海外FX業者はNDD方式を採用しており、そちらを利用することでFX業者によるストップ狩りは避けることが可能です。
