狙われてる?FX業者によるストップ狩りについて解説する

相場が一気に伸びる時、そこにはストップロス注文があります。

言い換えると、損切り注文です。

その損切りの注文を狙ってくるのが、「ストップ狩り」なわけですが、これをFX業者が恣意的に発動させてくる場合があります。

ストップ狩りとは

ストップ狩りのストップとはストップロス注文(逆指値注文)のことです。

つまり、投資家の「損切りのストップロス注文」を意味します。

通常のストップ狩りとは、投資家のストップロス注文(損切りの逆指値注文)を狙って相場を動かそうという意思が働いた結果、ストップロス注文が発動させられることを言います。

一方、FX業者によるストップ狩りというものもあります。

これは、FX業者が恣意的に顧客のストップロス注文を発動させて自社の利益にするもので、DD方式のFX業者で存在するとされているものです。

ストップ狩りの例としては以下のような感じです。

ストップ狩りが起こりやすいポイント

一般的に、ストップロス注文は、きりのいい数字のところに多く集まっています。

具体的には、「.00」や「.50」といったラインになります。

ドル円を例にすると、110.00円とか110.50円などです。

そこ値段に近づくと、ストップロス注文を発動させて利益を狙おうという動きが出てくることになります。

機関投資家によるストップ狩り

個人投資家よりも動かせるお金の大きい機関投資家やファンドによるストップ狩りです。

「.00」や「.50」といったラインに近づいた際に、機関投資家が大量の注文を出すことでストップロス注文を発動させて利益を狙いにくる動きになります。

純粋なストップ狩りがこのような動きになります。

具体例

ドル/円の現在レートが110.15とします。

110.00円割れにストップ注文を入れている人が多いので、機関投資家やファンドが110.00円割れを狙ってきます。

機関投資家が売り注文を大量に出すことで相場を動かし109.99までレートを下げます。

110.00円割れに設定されていたストップロス注文が発動。

ストップロス注文による売りが増え、相場がさらに下落。

下落したところで、機関投資家やファンドが利食いというかたちになります。

ストップロス注文がかかることで、どれくらい伸びるかは置かれているストップロス注文の量によります。

すぐにレートが戻ってくることもありますし、さらにストップロス注文を巻き込んで暴落・暴騰というパターンもあります。

FX業者が行うストップ狩り

主に国内FX業者が行うことが可能なストップ狩りになります。

このストップ狩りは、国内FX業者が恣意的に自社の配信レートを動かし、顧客である投資家のストップロス注文を約定させてしまうことです。

国内FX業者は、カバー先の金融機関のレートをもとに自社のレートを決めるため、国内FX業者によって顧客への配信レートが微妙に異なります。

そして、顧客である投資家ののストップ注文がすべて丸見えのため、ストップがたくさんついてるレート付近にきたら、レートを瞬間的に操作し強制的にストップロス注文を発動させてしまうのです。

日本のFX業者の中にはストップ狩りをやりすぎて、金融庁から名指しで自制を促された業者も過去にはありました。

現在は、以前ほど露骨にストップ狩りを行うことはなくなったと思えますが、依然としてストップ狩り自体は行われていると言っていいでしょう。

また、これはDD方式と言われる約定方式を採用しているFX会社にだけ可能な芸当になります。

→ DD、NDD?FX会社の約定方式ついて解説する

FX業者によるストップ狩りを防ぐには

国内FX会社を使用していくのであれば、狙われやすい位置のそばにストップロス注文を置かないという方法が考えられます。

絶対的に防ぎたいのであれば、海外FX業者を使用することです。

国内FX業者の利益構造は、「顧客の損失=FX業者の利益」なため、ストップ狩りが起こると言えます。

自社が収益をあげるために、顧客に損をしてもらいたいのです。

一方、海外FX業者の利益構造は、「顧客が支払う手数料=FX業者の利益」なため、顧客の損益はFX業者に関係ありません。

つまり、ストップ狩りをするメリットがないと言えます。

業者によるストップ狩りを防ぎたいなら海外FX

機関投資家などによるストップ狩りは、相場変動の過程において起こることなのでそういうものがあるという認識をしておけばOK。

FX業者によるストップ狩りは、国内FX業者ではまずあると考えたほうが良いでしょう。

これは、「顧客の損失=FX業者の利益」というのが国内FX業者の利益構造なためです。

FX業者によるストップ狩りを絶対に許せないなら、海外FX業者を使うべきです。

関連記事

【レバレッジ25倍→10倍】国内FXのレバ規制、とりあえず見送りへ

FXの新レバレッジ規制(25倍→10倍)談義。「影響なし」「業界再編か」

事故?故意?楽天FXがやらかしたスプレッド1,500pips拡大事件とその対応

国内FX業者を利用するメリット・デメリット

【レバレッジ25倍→10倍】国内FXのレバレッジ規制について考察する

国内FX業者を選ぶならココだ!オススメの国内FX業者