セーシェル法人に移行後のXMの安全性

XMでは2016年から、日本人向けの口座はキプロスではなくセーシェル法人に開設されることになりました。

金融ライセンスによる規制が緩いセーシェルに移行したことによって、安全性に問題はでてくるのでしょうか?

海外FX業者の顧客保護システム

海外FX業者の場合、自社の運転資金と顧客から預かった資金の「分別管理」を行っている会社は多いです。

これは顧客の資金が海外FX業者の運転資金と混じらないようにする最低限の顧客保護システムです。

「分別管理」より上の顧客保護になると、「分別管理+信託保全」になります。

「信託保全」まで行って海外FX業者は多くなく、登録している金融監督機関の要請によってなされている場合がほとんどです。

日本の金融庁への登録やキプロスの「CySecライセンス」を所持していると「信託保全」または「信託保全」に該当するシステムの導入が必須となります。

キプロスで管理されていた時の顧客保護

XMは以前まで、日本の顧客口座についてはキプロスにて口座管理をしていました。

つまり、キプロスの「CySecライセンス」の規制を受けることになり、「分別管理」と「信託保全」に該当するシステムの二重の保護を顧客は受けていたことになります。

「分別管理」については、イギリスの「バークレイズ銀行」で、「信託保全」については、投資家補償基金(ICF)というものに加入していました。

投資家補償基金(ICF)は、万が一の際に、「最大2万ユーロ(約240万円)」まで補償してくれる基金になります。

※この投資家補償基金(ICF)は、「イギリス」と「キプロス」で金融ライセンスを取得している海外FX業者は必須で加入させられるものになります。

キプロスからセーシェル法人に移行

2016年から、日本人向けの口座はキプロスではなくセーシェル法人にて開設されることになりました。

セーシェル法人に移ったことで、金融ライセンスはマイナーで規制のゆるいセーシェル金融庁のライセンス1つだけになってしまいました。

つまり、以前までのイギリスの「FCA」やキプロスの「CySEC」を含む10つの金融ライセンスを所持していた時の安全性は今はないということになります。

なぜ、わざわざセーシェル法人に移したのか?

金融ライセンス所持による「安全性の担保」と「規制によるサービスの制限」は表裏の関係になります。

つまり、規制の緩いセーシェル法人に移行することでサービスに対する制限をなくしたかったものと推察されます。

また、金融監督機関の規制の変更などにより、特定の国のユーザーへのサービスをいきなり終了せざるを得ない状況になる場合があります。

例えば、キプロス当局と金融庁の合意により日本の投資家がキプロス籍のFX業者を利用できなくなれば、日本の顧客を全て失うことになります。

それを防ぐために、サービスを提供する地域ごとに法人を分けるということがXMにとってはリスクヘッジになります。

XMくらいの大手にとって、後ろ向きな理由で金融ライセンスを緩くするというのはメリットがあまりないため、安定してサービスを継続していくための施策だと考えられます。

セーシェル法人に移行しての変更点

2016年以前までは、「バークレイズ銀行での分別管理」+「投資家補償基金(ICF)の2万ユーロまでの信託保全」であり、ほぼ万全の顧客保護システムでした。

2016年から日本人向け口座は、セーシェル法人に開設されることになり、これによって「投資家補償基金(ICF)の2万ユーロまでの信託保全」はなくなってしまいました。

これはキプロスの金融ライセンスの規制が外れ、「投資家補償基金ICF」の加入が必須ではなくなったためです。

つまり、日本人向けの顧客保護のシステムとしては、「バークレイズ銀行での分別管理」のみとなってしまったわけです。

安全性に問題は?

XMが「金融ライセンスの所持がセーシェル1国のみの海外FX業者」であれば信用面に問題がでますが、既に世界各国の金融ライセンスを持っています。

日本人向けがセーシェル法人に移行したからと言って、XMというFX業者の信頼性というは特に問題にする必要はないと言えます。

また、XMは「バークレイズ銀行への分別管理」とは別にAIGの保険に加入しています。

これは万が一の時に「100万ドル」まで補償する契約であり、実質的に信託保全に近いものになります。

つまり、投資家補償基金(ICF)への加盟義務のないセーシェルの金融ライセンスで管理されている日本人向け口座においても、キプロスの時と同様に「全額信託保全」されていると言えるということです。

XMの安全性についてのまとめ

・2016年に日本人向けの口座はキプロスからセーシェルに移行。

・キプロスの金融ライセンスの規制がなくなり、投資家補償基金(ICF)による信託保全はなくなる。

・投資家補償基金(ICF)による信託保全の仕組みはなくなったが、AIGとの保険契約があるので、実質的に信託保全がされていると言っていい。

・セーシェル一国の金融ライセンスしか持たないFX業者なら信頼性に不足があるが、XM自体は世界各国で金融ライセンスを取得しているため問題ないと言える。

結論としては、信頼性、安全性共に以前とたいして変わらないということになります。

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