技術論

包み足の活用方法

包み足(つつみあし)は、前のローソク足を包むようなローソク足のこと。

それまでの流れと反対に強い売買があったことがわかり、レジスタンスやサポートが近いところで現れる。

特徴的なローソク足であり、トレード参加者が気にする場合が多いので、けっこう大事なローソク足です。

→ レジスタンスとサポートの基本

包み足がなんで強いローソク足かっていうと、下記のイメージを持てばよいと思う。

本来のローソク足の現れ方が①だとしたら、複数本のローソク足が1つのローソク足に集約されてできているのが②の包み足。

※赤が陰線、青が陽線、黄色がサポート帯とする

なので、そこで一気に大量の買いが入ったこと見て取れるため、勢いの強いローソク足だと言えるわけ。

下げの場合は、逆になるだけ。

包み足が強い足である理由はこんな感じ。

で、実際のチャートを見てみる。

①で大きな陰線の包み足。抵抗帯が強いことがわかるので、1度戻ってきた青〇あたりで売りを狙うとよい。

②で陽線の包み足。ダブルボトムにもなっているので、これも戻ってきた青〇あたりで買いを狙うとよい。

包み足の見方と使い方はこんな感じ。

ただ、包み足が出る場所っていうのは大事で、他の要素からレジスタンスやサポートがあることがわかることが前提。

包み足が出たって理由でとりあえずエントリーしても儲かるわけではない。特に短い足なんかだど。

この辺は、ご自身でチャートとにらめっこして考えてみてください。

包み足については、以上になります。