トレード論

私がトレード手法を作成する時の流れ

私がトレード手法を作成する時の流れ

最初は他人の真似でもいいけど、最終的にトレード手法は自分で作ったほうが良い。

なぜなら、自分に合ったトレード手法は、自分でしか作れないから。

自分に合うっていうのは、性格だったり、生活スタイルだったり、まあ色々。

それに加え、他人の手法だと何連敗もした時に、その手法を信じてずっと使い続けられない場合が多いです。

「他人の手法で負ける→新たに他人の手法を探す」みたいなことをするなら、自分で手法を作った方が数倍いい。

→ トレード手法はころころ変えない

自分でトレード手法を作成する際、絶対にしないといけないのは検証作業

過去チャートでもソフトでもいいけど、過去の相場で検証する。

検証してトータルプラスになるならそのまま実戦に行くし、微妙な感じならエントリー・イグジット基準をいじって検証を繰り返す。

地味な作業ですが、チャートを見続けることになるため、必ずFXで稼ぐための糧になる。

そうしてできた自分だけのトレード手法は、きっと長く活躍する。

私も最初は他人の手法を参考になんとなくトレードしてたけど、FXで稼げるようになったのは自分で手法を作ってから。

手法作成って、一見ハードル高そうに見えるけど、検証がめんどうなだけで大したことはない。

ということで、ここでは私がトレード手法を作成する時の流れ」についてまとめておきます。

狙いたい値動きを決める

トレード手法を考える際、私はまず『相場のどういった値動きを取りたいか』を決め、次にそれを取るのに適したインジケータはないかを決めていきます。

インジケータの使い方を覚えて、それを過去チャートに当てはめて手法を考えたりは、今はもうしません。

インジケータって価格を色々加工して表示してるだけですから、価格の値動きを優先して考えるようになった。

例えば、トレンド中の押し目から直近の高値を更新しに行く値動きを狙いたいと決めて、それを狙うために適当なインジケータはないかを探すといった感じ。(いわゆる押し目買い)

押し目買いは、基本的に押したら買い、押しすぎたら損切りなので、損切りと利確位置を考えてエントリーポイントを決めていく。

その際、なにか適当なインジケータはないかなと探す感じ。

こんな風に、取りたい値動きを決めた後に、エントリー等に適したインジケータを探していくと、比較的によさげな手法の叩き台ができあがります。

エントリー・イグジット基準を決める

取りたい値動きが決まったら、エントリー・イグジット(損切り・利確)について決めていく。

この際、私が意識しているのは、エントリーしたところから伸びることが多いか』ということよりも、伸びた場合と伸びなかった場合でリスクリワードはどうかということ。

私は勝率よりもリスクリワードを優先した損小利大のトレード手法を好んでいる。

なので、損切りは浅く、利確は損切りよりも深くできる位置はどこかということを考えてエントリー・イグジット基準を決めていく。

例えば、押し目買いなら移動平均線付近まで押した際に反発を確認してから買う。

その際、損切りラインまで20pips以内、利確は損切り幅の倍以上。

みたいな感じで、とりあえず決める。

なお、『勝率を取るかリスクリワードを取るか』ってのはその人次第なので、別に高勝率・低リスクリワードのトレード手法が悪いというわけではありません。

私は好みじゃないので、適切なアドバイスはできないですが。

検証を経てから実戦へ

エントリー・イグジット基準を決めたら、次は検証作業。

いきなりリアルトレードを始めるのは絶対にやめた方がいい。

なぜなら、資金を無駄に捨てることになる可能性が高いから。

前段階までは、あくまで手法の叩き台を作っただけ。

それを検証せずに運用すると、トータルプラスになるかわからないで運用するので、ルールどおりにトレードしなくなる可能性が高い。

ルールどおりにトレードしてないのに、負けたら「この手法使えねーじゃん」ってなるのは、もったいない。

だって、検証を経てれば、使えた手法かもしれないから。

で、検証ですが、検証は最低でも過去1年分くらいはしたほうがよいです。

そして、トータルプラスになることが確認出来たらリアルトレードに移行する。

トータルプラスが怪しそうだったら、エントリーやイグジット基準をいじってみて、再び検証。

トータルプラスになるまで繰り返す。

なお、私は過去1年分くらいしか検証していない

これはあんまり過去まで振り返っても、その時と現在では相場環境は変化しているであろうという理由から。

また、これまで長々検証してきたので、大体その手法がいけるかいけないかが感覚的にわかってきたというのもあります。

FX初心者の場合なら、検証するという行動の全てが血肉になりますから、過去3年分くらいは検証したほうがいいかもしれません。

最初は過去チャートを見つつ、ノートにメモって検証してた私ですが、今は検証ソフトを使っている。

MT4に似た感じのソフトで、ローソク足を倍速で進めたりできるので重宝している。

結構オススメのソフトなので、本気で手法作成を考えるなら、経費と割り切って買ったほうがよいと思います。

おわりに

トレード手法の作成は、できるだけシンプルに考えたほうがいいです。

「移動平均線がこうで、MACDがこうなったら~」みたいに、インジケータありきで複雑に考える必要はない。

相場の値動きは、上がるか、下がるか、横ばいかしかないわけで、その中でどの値動きを狙っていくかってことをまず考える。

その後に、いい感じのインジケータを探して表示させてみるって手順がオススメです。

そして、エントリー・イグジット基準を決めて、検証、検証、また検証。

検証はめんどうですが、必要かつ大事な工程です。

めげずに頑張った後には、FXで稼げるというご褒美が待っています。