トレード論

【悩み】損切り貧乏の処方箋

損切りが多すぎて、トータルプラスにならない損切り貧乏。

この状態は、過度に損失を恐れている人に多いです。

大きな損失になるのが嫌なので、早めに切る。

これ聞こえはいいですが、チャート的に合理的な位置で損切りできているかが問題。

  1. 10pips逆行されたから、微損のうちに損切りする。
  2. この安値を割ったら諦めて損切りする。

この2つで、合理的なのは②の方。

②はチャート上で理論的に崩れるところでの損切りですが、①は自分が浅めの損切りで済ませたいという損切り。

どちらが同じルールでトレードできるかと言えば、②なわけです。

→ 損切り位置はチャート基準で

この損切り貧乏の解決法。

それは、損失になっても自分がビビらない程度の取引ロットにすることです。

損切り貧乏の人は、損切り幅が狭すぎることが原因です。

だったら、取引ロットを2分の1にして、損切り幅を2倍にしてください。

そうすれば、損失額は同じでも損切りになる数は減ります。

そして、あまり細かい足に振り回されないようにした方がよいです。

5分足のノイズ的な動きにビビッて損切りみたいなのが多い人は、トレードする時間軸を上げましょう。

長い時間軸のトレンドに乗っていれば、多少逆行しても儲かるって感覚を身につけた方がよいわけです。

損切り貧乏は、ダメな状態に見えますが、損切りしない人よりは明らかにマシです。

FXで退場する人は、1回のトレードで損切りできずに、口座残高を吹っ飛ばす。

損切り貧乏の人も損切りが増えすぎて吹っ飛ばす可能性はありますが、1トレードですべてを失うよりは全然マシ。

結局のところ、取引ロットを抑えるというのが損切り貧乏の一番の処方箋

当然、取引ロットを抑えれば、利益は減ります。

ですが、ほどほどの利益を狙って、自分が右往左往しない取引ロットでトレードすることの方が大事だと私は思います。