技術論

為替介入時の立ち回り

為替介入時の立ち回り

2022年9月22日に日銀による円買いドル売りの為替介入が行われました。

ドル円は、30分もしないうちに146円近辺から141円割れまで下落。

こういう急激な変動の時にどう立ち回るかということですが、

トレードしない

というのが基本線です。

為替介入時というのは、損切りを巻き込んで一方通行になるので、どこで止まるのかが定かではありませんし、押し戻しなども基本ありません。

つまり、トレードするにしてもチャート上で適切であろうロスカット位置が見つかりません。

ロスカット注文を入れないトレードは、全資金を1トレードにかけているのと同じこと。

そのような博打に当たればいいですが、当たらなかったら大損する可能性があります。

FXで稼いでいきたいなら大損する可能性を排除することが必須

なので、基本的にそういう急激な値動きの時はトレードしないというのが大事になってくる。

→ 損切り位置はチャート基準で

でも、あれだけ動くと手を出したくなるという気持ちもわからないではない。

そういう気持ちが抑えられない人は、最低限取引ロットを落としてトレードしましょう。

逆行されても大した損失にならないよう、普段の取引ロットの半分とか4分の1とかに落とせば、やられた時もまだましになります。

今回の為替介入、146円を突破しようかというところで買って、ロスカット注文を入れていなかった人は大損しているのではないでしょうか。

円安基調の上昇トレンドの最中に介入で無理やり下落させてきているので、そのうちまた146円を目指してドル円はあがるんだろうなと思いながら、私は眺めて終わりました。

相場の値動きは利益の源泉ですが、為替介入のような不規則な値動きの時には基本的に手は出さずに資金を守った方がいいと個人的には思います。