ハイレバレッジは危険?レバレッジ何倍なら安全なのか

マネー誌に載るような専門家たちは言う。

「ハイレバレッジでのトレードは危険!」

「初心者なら低いレバレッジでトレードすべきだ!」

で、実際のところハイレバレッジは危険なのでしょうか?

レバレッジの計算方法

レバレッジを理解したいのであれば、多少の数式も我慢して頂かねばなりません。

レバレッジの計算式

(通貨ペアのレート×ポジション量)÷自己資金=レバレッジ

(例)

自己資金15万円、ドル円が100円の時、2万通貨のポジションを持った場合のレバレッジ

(100円×20,000通貨)÷150,000円=13.3

という計算で、レバレッジ13.3倍となります。

とりあえず、この式は普通に覚えておくべきものです。

一般的になされているレバレッジの理解

あなたは「レバレッジ200倍」と聞いたら、どういう風に理解していますか?

「レバレッジ200倍だと、自己資金の200倍の取引が出来る。だから、プラスに動けば200倍のおかげで大儲けだが、マイナスに動けば200倍のせいで大損する。」

という理解している方が多いかと思います。

これは、レバレッジの説明としては間違っていませんが、トレードするという視点で見た場合、あまりいい説明ではありません。

上記のレバレッジの説明は、説明の起点が「自己資金」です。

あなたは1回のトレードに「自己資金」すべてをベットしますか?

その場合レバレッジが低い方が、含み損に耐えられるので安全と言えます。

なぜなら、レートが戻ってくるまで耐えられる可能性が高いからです。

レバレッジが高い場合、強制ロスカットにかかる可能性がレバレッジが低い場合より高まります。

つまり、リスクの量を自己資金すべてとした場合、ハイレバレッジは危険で、ローレバレッジは安全ということになります。

一方、とるべきリスクの量をあらかじめ決めている場合はどうなるでしょうか。

ハイレバレッジが危険かどうかの検証

とるべきリスクの量をあらかじめ決めている場合に、ハイレバレッジが危険かどうか具体例で説明していきます。

口座残高30万円、ドル円の今のレートが100円とします。

ドル円20,000通貨買いのポジションを持ち、どちらかに1円動いたら決済するとします。(とるべきリスクの決定)

ドル円を20,000通貨を持つには200万円必要です。(100円×20,000)

レバレッジ10倍なら20万円の証拠金(200万円÷10倍)、レバレッジ200倍なら1万円(200万円÷200倍)の証拠金が必要になります。

3日後、ドル円が99円になりました。

20,000通貨もっているので、保有ポジションは198万円(99円×20,000)の価値になり、決済して-2万円の損失を確定させました。

この場合、レバレッジによって違いはあるでしょうか?

どちらも-2万円で、口座残高は28万円になります。

繰り返しますが、レバレッジ10倍よりもレバレッジ200倍の方が危険でしょうか?

あらかじめ1回のトレードでとるリスクを決めている場合、ハイレバレッジだから危険でローレバレッジだから安全という話は無意味になります。

必要証拠金に差異が出るだけで、やられた時の額は一緒だからです。

もちろん最初の計画通りにロスカットすることは大前提です。

トレーダーとして持つべきレバレッジの理解

トレーダーとして成功したいのであれば、1回のトレードでどのくらいのリスクをとるのかを決めないといけません。

いわゆる、資金管理と言われるところです。

トレードするという視点で見た場合、レバレッジの理解としては

「あるポジション量を保有したい時に、必要な証拠金がFX会社が定めるレバレッジ内に収まるのか」

ということになります。

トレードするという視点で見た場合、レバレッジの説明の起点は「保有したいポジション量」です。

例がないとよくわからないと思うので、具体例をあげます。

(例1)

国内FX業者(最大レバレッジ25倍)で取引。

自己資金15万円、ドル円が100円の時、2万通貨のポジションを持ちたい場合。

(100円×20,000通貨)÷150,000円=13.3

レバレッジ13.3倍で、25倍に収まるのでOK。

(例2)

国内FX業者(最大レバレッジ25倍)で取引。

自己資金15万円、ドル円が100円の時、5万通貨のポジションを持ちたい場合。

(100円×50,000通貨)÷150,000円=33.3

レバレッジ33.3倍なで、25倍を超えてしまうのでダメ。

ポジション量を下げる必要があります。

例で示したように、「保有したいポジション量がレバレッジ内に収まっているか」だけが、トレーダーのレバレッジに対する姿勢になります。

なお、どれくらいのポジション量を保有するかは、裁量で決めるのではなく、資金管理の方法によって決めるべきです。

資金管理の方法については、以下の記事にまとめています。

→ FXトレードにおける資金管理の方法を語る

ハイレバレッジは資金管理ができていれば危険ではない

トレードする際、自己資金に対してとるリスクを事前に決めない場合、ハイレバレッジは危険で、ローレバレッジは安全となります。

ただ単純に、含み損にどれだけ耐えられるかという話になるからです。

トレードする際、自己資金に対してとるリスクを事前に決めている場合、ハイレバレッジもローレバレッジもとくに変わらなくなります。

保有したいポジション量がレバレッジ内に収まっていればいいという話になり、「ハイレバレッジは危ない」みたいな話は関係なくなります。

トレーダーとして成功したいのであれば、1回のトレードでとるべきリスクを決めてトレードすることが必要になります。

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