トレードで勝つために必要なことに「パターンを認識できるか」ということがある。
FXで勝っている人は、トレード手法を持っている人がほとんどですが、どの人であれ一定のパターンを認識したうえで、そのパターンが出現した時にトレードしている。
つまり、FXで勝ちたいならパターンを認識できる必要が絶対的にあるわけです。
中でも大事なのは反転パターンと言われるもの。
トレンドが終わり、逆の方向への反転。
これが認識できると、トレンドのスタートに乗ることができるし、認識できないといつまでもこれまでのトレンドに意識を持っていかれて損切りを量産することになる。
もちろん反転パターンが出ても反転せず、それまでのトレンドが継続する場合もあるけど、反転パターンがでたらいったん様子見できるような体制を整えられるのが理想的。
ということで、ここでは「反転パターン」についてまとめておきます。
反転パターンをマスターした方がよい理由
反転パターンを認識できるようになった方がよい理由は、下記のとおり。
積極的な理由
→ トレンドの初動からエントリーするため
消極的な理由
→ トレンド転換に巻き込まれて不要な損失をださないため
反転パターンを認識して、上手くエントリーするとトレンドの初動に乗ることが可能になります。
反転パターンを認識してエントリー、うまい具合に反転してトレンドの初動に乗れて利益を伸ばす。
まさに理想的なトレードが可能なるわけ。
また、反転パターンを認識することで、トレンド転換の可能性を疑うことが可能になる。
その場合、「転換の可能性があるから積極的なトレードは控えよう」といったような様子見の体勢を整えることができる。
どちらの理由にせよ、反転パターンを認識できるということは、認識できない人に比べて有利な立ち位置でトレードできるようになるため、マスターしたほうがいいってことになる。
ローソク足単体の反転パターン
ローソク足単体の反転パターンとして、「ピンバー」と「包み足」というものがあります。
ピンバーは、長いひげが出ているローソク足。
包み足は、前のローソク足を包んでいるかたちのローソク足。
どちらも反転を示唆するローソク足であり、認識できるようなっておいた方がいい。
以下、それぞれについて簡単に説明しておきます。
ピンバー

「実体に比べて極端に長いひげが特徴」のローソク足がピンバーです。
なぜこのようなローソク足ができるかと言えば、下ひげの長いピンパーの場合は抵抗帯にぶつかって急激に買われるから。(上ひげの長いピンバーなら売られる)
単体でも反転を示唆するローソク足ですが、同じ場所で複数のピンバーが出た場合には信頼度が上がります。(そのゾーンの抵抗が強いと判断できるため)
上記の図で言えば、単体の①よりも複数の②の方が反転の可能性が高いという見方ができます。
包み足

「ひとつ前のローソク足を完全に包んでいる」かたちのローソク足が包み足です。
なぜこのようなローソク足ができるかと言えば、ピンバーと同様に抵抗帯にぶつかった後に急激に買われるから。(売られるから)
前の足を包むほどの勢いのあるローソク足なので、反転の可能性が示唆されるということになります。
チャートパターンによる反転パターン
複数のローソク足の流れから、反転を示唆するパターンがあります。
三尊・逆三尊といったパターンやダブルトップ・ダブルボトムといった形が有名。
どちらのパターンもダウ理論的にトレンドの継続がなされないことで反転を示唆している。
正直、三尊とか極めてその時だけトレードしてればトータルで勝てると思う。
以下、それぞれのパターンを簡単に。
三尊・逆三尊

わりと強力な反転パターンである三尊・逆三尊。
ヘッドアンドショルダーズとも言われます。(高値を左肩、頭、右肩に見立てて)
三尊の場合、3つ目の高値が高値更新できずにネックラインを割ることでパターンとして完成。
逆三尊の場合は、3つ目の安値が安値更新できずにネックラインを超えてることでパターンとして完成。
ネックライン(上図の黄色いライン)を抜けたところでエントリーするか、抜けた後の押し・戻しを待ってエントリーするかっていうのが使い方になります。
ダブルトップ・ダブルボトム

三尊ほどでは強力ではないが、よく出るかたちのダブルトップ・ダブルボトム。
ダブルトップの場合、二つ目の高値は一つ目の高値より高い場合もあれば、低い場合もある。(ダブルボトムも同)
三尊と同様にネックラインを超えたらエントリーするか、超えた後の押し・戻しを待ってエントリーするという使い方になる。
おわりに
チャート上から反転を示唆するものを認識できるのはトレードするにあたって有利になる。
反転パターンが出るまではトレンド方向にトレードしていればいいし、反転パターンが出たら様子見しつつ、新たなトレンドに乗ることを考える。
ローソク足単体の反転サインとかはあまり見逃すことはないと思うけど、チャートパターンはけっこう主観的な見方になるので慣れが必要。
大きく見て三尊だったな~とか、私も今でもありますし。
結局、こういうのはチャートをたくさん見てパターン認識ができるように訓練するしかないので、身につくように頑張りましょう。