FXあれこれ

国内FX業者と海外FX業者の違いを10項目で比較する!

海外FXに興味を持ったものの、国内FXとの差異がわからない。

そのような方のために、国内FX業者と海外FX業者の違いを10項目で比較していきます。

なお、時間がない人のために、この記事でわかることを簡単にあげておきます。

国内FX業者と海外FX業者の違い

1、レバレッジの比較

国内FX業者のレバレッジ
最大25倍
海外FX業者のレバレッジ
最大400倍~1000倍

国内FX業者は、日本の金融商品取引法による規制によって最大レバレッジは25倍に制限されています。

一方、海外FX業者は、日本国外にあるため金融商品取引法による規制は受けません。

そのため、国内FX業者よりも格段に大きなレバレッジをかけることができます。

一般に最大レバレッジが大きいほど、必要資金が少なくて済みます。

ちなみに最大レバレッジが高いと危険みたいな話がありますが、危険なこともできるだけであって、基本的に危険なものではありません。

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2、安全性・信頼性の比較

国内FX業者の安全性・信頼性
すべての業者が金融庁にライセンス登録、顧客資金の信託保全が必須なのでかなり安全
海外FX業者の安全性・信頼性
どこの金融ライセンスを保有しているかにより、業者ごとに安全性は異なる

FX業者の安全性・信頼性とは、入金した顧客資金がきちんと守られ、出金できるかということです。

国内FX業者の場合、金融商品取引法によって信託保全が義務化されているため、たとえ業者が倒産しても顧客資金は守られます。

一方、海外FX業者の場合、各々登録している金融ライセンスが異なるため、業者ごとに顧客資金の管理方法が異なります。

一番多いのは、分別管理のみという方法ですが、業者によっては顧客資金の信託保全まで整備しているところもあります。

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3、入出金手続きの比較

国内FX業者の入出金
国内銀行送金(銀行振込)
海外FX業者の入出金
国内銀行送金(銀行振込)・クレジットカード入金等、業者によって多種多様

国内FX業者での入出金は、一般的な銀行振込です。

クイック入金というシステムが整備されており、入金に関しては即時反映されるところが多いです。出金に関しては、通常の銀行振込の日数がかかります。

一方、海外FX業者の入出金は、業者によって多種多様。大体どこの業者もクレジットカード入金と海外銀行送金はある印象。

基本的に入金は即時反映されますが、出金はbitwalletが利用できないと海外銀行送金になるので時間がわりとかかります。(3~5営業日)

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4、約定方式(取引方式)の比較

国内FX業者の約定方式
DD方式:投資家とインターバンクとの間に業者のディーラーが介在する方式
海外FX業者の約定方式
NDD方式:投資家とインターバンクとの間に業者のディーラーが介在しない方式

国内FX業者は、DD方式を採用しています。

DD方式は、顧客とインターバンクの間に業者のディーラーが介在し、ディーラーが顧客の注文を受けたうえでインターバンクに流すという建前の方式です。

ですが、実際には顧客の注文を呑んでインターバンクには注文を流していないとされています。

顧客の注文を呑んでいるため、「顧客の利益=業者の損失」、「顧客の損失=業者の利益」という構図があります。

そのため、ストップ狩りやレートずらしなど顧客に損をさせるような行為が国内FX業者では目立つ時期がありました。

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一方、海外FX業者はNDD方式を採用。

顧客とインターバンクの間に業者のディーラーは介在せず、業者は基本的に注文をそのままインターバンクに流します。

NDD方式は「業者の利益=顧客の手数料」という構図なため、一般的に公正な約定方式とされます。

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5、顧客保護のシステムの比較(追証の有無)

国内FX業者の顧客保護システム
強制ロスカット(追証あり)
海外FX業者の顧客保護システム
強制ロスカット+ゼロカット(追証なし)

国内FX業者と海外FX業者に共通なのは強制ロスカットです。

これは、顧客が口座残高以上の損失を負わないために、顧客が持っているポジションを業者が強制的に損切りするシステムです。

これは業者が適当に気分で損切りするわけではなく、業者ごとのロスカット水準が定められており、この水準に達してしまうと強制ロスカットがなされることになります。

ロスカット水準は国内FX業者でだいたい50~100%、海外FX業者だと0%~30%というのが一般的です。

※ロスカット水準は「有効証拠金(口座残高+評価損益)÷必要証拠金(ポジションを持つために必要な証拠金)×100」で計算されます。

強制ロスカットは、口座残高以上の損失を負わないためのものですが、これまで相場が急変した場合などに、強制ロスカットがうまくいかずに口座残高以上のマイナスが発生した場合が何度もあります

この場合に、ゼロカットを採用していない国内FX業者では追証が発生し、借金を負ってしまう人が何人もでました。

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一方、海外FX業者は強制ロスカットに加えて、ゼロカットシステムがあるため追証はありません

ゼロカットとは、強制ロスカットがうまくいかずに口座残高がマイナスになってしまった場合には、そのマイナス分は業者が負担するというシステムです。

つまり、入金額以上の損失を負うことが100%ないのがゼロカットシステムです。

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<追証とは>

「追証(おいしょう)」とは、急激な相場の暴騰や暴落で口座残高がマイナスになった場合、不足のマイナス分をトレーダーが追加で支払わなければならないという仕組みです。

もし支払わなければ、裁判所命令での銀行口座の凍結、資産の差し押さえなどが執行されることになります。

なお、すべての国内FX業者では「追証」を定めた規定があります。

6、ボーナスキャンペーンの比較

国内FX業者のボーナスキャンペーン
キャッシュバック
海外FX業者のボーナスキャンペーン
口座開設ボーナス・入金ボーナス・キャッシュバック

ボーナスキャンペーンは、国内海外問わず、業者ごとに内容が異なります。

一般的にボーナスキャンペーンが充実しているのは海外FX業者の方です。

国内FX業者のDMMFXの場合は、取引回数に応じてキャッシュバックがあります。

一方、海外FX業者のXMの場合、口座開設をすると3,000円のボーナス、入金すると入金額に応じてボーナス、さらに取引回数に応じてXMPというキャッシュバックがあります。

海外FX業者で多いのは入金ボーナスで、入金額に応じてその業者だけで使える証拠金がもらえます。

このボーナスは出金はできませんが、トレードするための証拠金を増やしてくれる効果があるため、かなり有用なものです。

https://kaigai-fx-start.com/bonus-ranking/

<海外FX業者のボーナスとは>

ボーナスというのは、海外FX業者において証拠金としてだけ使えるお金です。

つまり、トレードするためだけに使えるバーチャルなお金がボーナスです。

ボーナス自体は出金できませんが、ボーナスを利用して稼いだお金は出金できます。

7、通貨ペアの数(取引できる銘柄の多さ)の比較

国内FX業者の取扱銘柄
通貨ペア20種類前後
海外FX業者の取扱銘柄
通貨ペア60種類前後、かつ、貴金属・原油・株価指数などのCFDも同一口座で取引可能

国内FX業者の場合には、通貨ペア20種類前後の業者がほとんどです。

一方、海外FX業者の場合には、通貨ペアは60種類前後が多く、また、同一口座で貴金属・原油・株価指数等のCFDもトレード可能です。

利便性が高いのは海外FX業者の方です。

8、日本語サポートの比較

国内FX業者の日本語サポート
当然、日本語サポートあり
海外FX業者の日本語ポート
たいていの業者で日本語サポートあり

海外FX業者の場合、「英語ができないとダメなんじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、全然大丈夫です。

海外FX業者のHPも自然な日本語ですし、日本人のサポート担当がいるところが多いので、普通に日本語でサポートを受けることができます。

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9、口座開設にかかる時間の比較

国内FX業者の口座開設にかかる時間
ネットのみで完結せず、郵送を経るため数営業日かかる
海外FX業者の口座開設にかかる時間
ネットのみで完結、10分くらいで完了

国内FX業者の場合、ネットで申込後に取引パスワードを郵送するという過程があるため、申込から取引開始までに数営業日かかります。

一方、海外FX業者の場合、ネットのみで口座開設が完了するため、10分程度で取引が開始できます。

10、税金の比較

国内FX業者の税金
利益に対して、一律20.315%(分離課税)
海外FX業者の税金
利益に対して、15~55%(総合課税)

国内FX業者を利用した場合の税金は、申告分離課税のため、いくら稼いでも一律20.315%です。

一方、海外FX業者を利用した場合の税金は、総合課税のため、他の収入と合算されての累進課税となります。

サラリーマンの方なら、給料としてもらっている所得に海外FXで稼いだ分の利益を足した所得金額の税率を納める必要があるということです。

下記の表からわかることは、「所得金額+FXで稼いだ金額が330万円を超えてくるなら、国内FX業者を利用した方が税金的にはお得になる」ということです。

<累進課税の表>

課税所得金額税率(所得税+住民税)所得税住民税
195万円以下15%5%10%
195〜330万円以下20%10%10%
330〜695万円以下30%20%10%
695〜900万円以下33%23%10%
900〜1800万円以下43%33%10%
1800万円~4000万円以下50%40%10%
4000万円~55%45%10%

なお、確定申告は所得税に関するものなので住民税は計算にいれません。(確定申告で課税所得金額がわかったら役所が住民税を計算して支払通知書を送ってきます)

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国内FX業者と海外FX業者どちらを選ぶべきか

国内FX業者にすべき人

国内FX業者は、税率の面で圧倒的に海外FX業者よりも優れています。

そのため、すでにFXに利用できる資金が多く、レバレッジが低くても問題ない方は国内FX業者を使った方がよいでしょう。

また、日本企業の安全性・信頼性は何にも代えがたいと考える人も国内FX業者をオススメします。

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海外FX業者にすべき人

現在FXに使える資金が少額の方は迷わず海外FX業者です。

使える資金が少ないと、最大レバレッジ25倍の国内FXでは税率20.315%の恩恵は薄いです。(使える資金が少ないと得られる利益も少ないため)

また、これからFXにチャレンジしたいと考える初心者も必要資金が少なく済み、追証のない海外FX業者の方がいいでしょう。

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