株価指数や商品をトレード。CFD取引とFX取引との違い

うちは取扱銘柄が多いぜ!とアピールする海外FX業者が多いです。

FX取引は通貨(為替)を取引するものですが、同じような取引形態で株価指数や貴金属などを取引できる。それがCFD取引というものになります。

名称が異なるだけで、実質FXとほとんど差異はありません。

そもそもCFDとは?

CFDは「Contract For Difference」の略称で、日本語でいうと「差金決済取引」を意味します。

差金決済取引とは、売買した時の利益や損失などの差額の部分だけを決済する取引のことです。

FX取引も証拠金を用いての差金決済取引ですので、CFDの一部ということができます。

直訳すると差金決済取引と略されるCFDですが、一般的にCFDと言った場合には為替や株式、株価指数、原油や貴金属など様々な資産に投資することができる金融商品のことを指します。

その中で為替に投資するものがFXと呼ばれており、株価指数だと株価指数CFD、原油や金などの商品だと商品CFD、外国株だと外国株CFDと呼ばれ方をしているということになります。

このCFDという金融商品は、FXと同様に「証拠金を用いての差金決済取引」になります。

FXとCFDの3つの違い

CFDとFXの主な違いは3つあります。

取引時間

FXは平日24時間取引ができますが、CFDは平日24時間取引ではありません。

それぞれの取引できる時間は、各銘柄によって異なっています。

この取引時間については、各海外FX業者のHPで調べることができます。

XMの場合ですと、以下のように取引商品のページの中に取引時間のタブがあります。

先物・現物

CFDの取引銘柄の中には、先物と現物と2種類あるものがあります。

FXには先物も現物もありません。

先物というのはデリバディブ(金融派生商品)の一つで、一定の期日までにその商品の将来の価格を売買するものです。

日経225などの株式指数CFDは、先物と現物の2種類に分かれます。同じ銘柄でも先物と現物では価格が若干異なります。

また、現物の場合は配当金調整がある銘柄があります。

現物を買っていたら配当金がもらえ、現物を売って言ったら配当金を支払うというかたちのものでFXのスワップ金利に似たようなものです。

トレードしていれば勝手に覚えてくると思うので、最初は以下のことだけ覚えておけばいいと思います。

先物は取引できる期限あり

・現物は取引に期限なし

XMの場合、現物はMT4で「Cash」が銘柄名の後ろについています。

「Cash」がついていないものが先物です。

先物CFDと現物CFDは以下の記事でも説明しています。

→ 株価指数をトレードするならどっち?XMの先物CFDと現物CFDの比較

証拠金の計算方法

CFDの場合、証拠金の計算方法がFXとは違う場合が多いです。

これも各海外FX業者のHP上で確認できます。

XMの場合には、口座ごとに設定されているレバレッジ(888倍など)で証拠金は計算されず、下記のように証拠金の計算方法が定められています。

「ロット数 × コントラクトサイズ × オープン価格 × 証拠金率」

わかりづらいと思うので例をあげておきます。

例 COCOA(ココア)を10ロット売買したい場合

・必要な情報

ロット数=10 → 自分が取りたいポジション量

コントラクトサイズ=1 → 公式HP上で確認

オープン価格(現在の価格)=2188$ → MT4で確認

証拠金率=2% → 公式HP上で確認

・計算

10×1×2188×0.02=437.6$

円口座ですと、現在のドル円のレートをかけて円換算します。

仮に1$=100円なら、43,760円の証拠金が必要ということになります。

必要証拠金率等は変更になる場合があるため、メールなどで告知はくるでしょうが、たまにHPは確認した方がよいです。

証拠金や損益計算の方法については、以下の記事もどうぞ。

→ XMにおける株価指数CFD取引。証拠金、損益の計算方法などを解説

CFD取引のメリット

トレード対象となる選択肢が増える

ある程度トレード技術が身についたあとは、動いているものをトレードした方が効率よく稼げます。

FXの通貨ペアだけでも何種類もありますが、そこに貴金属やエネルギー、株価指数などが加われば、毎日なにかしらはよく動いている銘柄があるはずです。

また、人それぞれ合う銘柄、合わない銘柄もあると思います。

海外FX業者では口座を開設すれば、FXだけでなくCFDも普通にトレードできます。

トレード対象となる選択肢が増えるというのがCFD取引をするメリットになります。

取引所取引よりも必要資金が少なくて済む

証拠金を用いた差金決済取引すべてに言えることですが、必要資金が少なくて済みます。

例えば、日経平均先物を大証(大阪取引所)で売買しようと思った場合、1枚ポジションをとるのに810,000円、miniでも81,000円が必要となります。(18年4月現在)

CFD取引で日経平均先物を売買した場合、業者にもよりますが50分の1とか100分の1の証拠金があればトレードすることが可能になります。

お金のある人しかトレードできなかった投資対象もトレードできるというのがCFD取引の魅力です。

また、取引所で取引するよりも取引時間が長いこともCFD取引のメリットです。

CFD取引のデメリット

CFD取引に限らず証拠金取引全般に言えますが、リスク管理をきちんとしておかないと一瞬でお金が溶けます。

また、海外マーケットについて入手できる情報に限りがあることからファンダメンタル分析を重視している方は苦労することがあるかもしれません。

テクニカル分析を重視し、チャートでトレードしている方はFX取引と全く変わらないと思います。

各CFDの特徴

各CFDの特徴を簡単に書いていきます。

商品先物CFD

貴金属・エネルギー・穀物等が該当します。

貴金属は、金(ゴールド)銀(シルバー)白金(プラチナ)などです。

金(ゴールド)は安全資産とみなされているため、景気が悪くなりそうな場面では、リスク回避として買われる場合が多いです。

エネルギーは、WTI原油ブレント原油などです。原油関連のものはだいたいエネルギーとして分類されていることが多いです。

世界の経済成長に期待が大きくなるような場面では、エネルギー需要も増加するため、原油価格は上昇する傾向にあります。

穀物は、ココア大豆とうもろこし砂糖などの農産物です。

穀物の場合、需給の影響が大きいため、悪天候などで生産量が減少する恐れなどがあると、価格が上昇する傾向があります。

株価指数CFD

日本の株価指数は、日経平均株価(日経225)でニュースなどで毎日流れています。

日経平均株価のようなものは世界各国にそれぞれあります。

アメリカなら、ダウ平均S&P500。ドイツならDAXなどです。

日本に限らず、アメリカや欧州各国、アジアなどの株価指数はだいたいトレードできるようになっている海外FX業者が多いです。

なお、前述したとおり株価指数CFDの場合には、先物と現物があるので注意しましょう。

→ 株価指数をトレードするならどっち?XMの先物CFDと現物CFDの比較

その他CFD

一部の海外FX業者では、外国株CFDや仮想通貨CFDを提供しているところもあります。

外国株CFDならアップルとかマイクロソフトとか少ない資金でトレード可能です。

ビットコインなどの仮想通貨CFDは流行りなので今後増えてくることが予想されます。

慣れればFX取引と変わらないCFD取引

CFD取引とFX取引との違いについてでした。

CFD取引もFX取引も多少の差異はあれ「証拠金による差金決済取引」なので、トレード自体はほとんど一緒です。

食わず嫌いをせず、試してみるといいことがあるかもしれません。

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