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FXの損益計算をマスターしよう

FXの損益計算をマスターする

FXの損益計算は下記の式で求められます。

FXの損益計算方法

値幅×取引通貨数=損益

この式に当てはめれば、トレード前にある程度損益は把握できます。

こういうのは具体例があった方がわかりやすいと思うので、いくつかあげていきます。

例1

  • 通貨ペア:ドル円
  • 取引通貨数:3万通貨
  • 売買:買い
  • エントリー:105.645円
  • イグジット:105.988円

105.988-105.645)×3万通貨
=0.343×30,000
=10,290円(の利益)

例2

  • 通貨ペア:ユーロ円
  • 取引通貨数:8万通貨
  • 売買:買い
  • エントリー:130.545
  • イグジット:130.138

(130.138-130.545)×8万通貨
-40.7×80,000
=-32,560円(の損失)

例3

  • 通貨ペア:ユーロドル
  • 取引通貨数:2万通貨
  • 売買:売り
  • エントリー:1.07415
  • イグジット:1.07056
  • 決済時点のドル円のレート:130円

-(1.07056-1.07415)×2万通貨
=0.00359×20,000
=71.8ドル(の利益)

71.8ドル×130円=9,334円(の利益)

※上記の場合は売りなので、値幅の計算では-を掛けます。(単に引き算をすると儲かっている場合にマイナスになり、損をしている場合にプラスになるため)

※損益の単位は通貨ペアの右側の通貨が単位になる。ユーロドルならドルだし、ドル円なら円、ユーロポンドならポンドです。

※円換算する時は、決済時点のドル円を掛けると計算できます。

FXの損益計算はこれだけです。

通貨数ではなく、ロットを使っても損益計算はできるのでそちらにも少し触れておきます。

pipsを使った損益計算

FXでは値幅の単位としてpips(ピップス)という単位が使われます。

この1pipsがどれくらいの値幅かというのは、通貨ペアによって異なり、ドル円など円絡みの通貨ペアは小数点第2位(0.01円)が1pips

ユーロドルなどその他の通貨ペアは小数点第4位(0.0001ドル)が1pipsになる。

このpipsを使っても損益計算は可能です。

例えば、ドル円3万通貨を売買したら1pipsの損益は300円。

30pips抜けたなら9,000円の利益、20pipsの損切りになったら6,000円の損失。

みたいな感じ。

通貨数とロットは、FXにある数量の単位です。

基本的に、損益計算に使うのが通貨数で、発注に使うのがロットですが、別にロットの方で損益計算しても構わないというだけです。